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2005年 03月 21日
屋久島に住むカメラマンの著者が、1人用の小さなテントで森で暮らして感じたことを、写真と文章でまとめた作品。
なんとも美しい写真ばかりで、心が洗われる思い。あらためて、屋久島の奥深さを知る。誰とも会わないような山奥で、何日も、ひっそりと、自然の音を聞く。時間をかけただけの価値を、ちゃんと屋久島は返してくれている。 森の中で、からだがしだいに元気を取り戻すのは、時の厚みの中に身を浸すことを欲しているからだと思う。そして、豊かな森の懐に抱かれていると、自分というものが少しずつ見えてきて、まだまだ自分が未熟なのだということを、森の樹々は教えてくれる。そして、その森が失われつつある。筆者の警告。 今がその流れを取り戻す、ほんとうに最後の時かもしれない。あの屋久島の美しさを、ちゃんと残していきたい。すでに私が知っている屋久島は、昔の輝きを失いかけたものなのかもしれないけれど。ガイアシンフォニーにも通じて、強く、自然を愛しく、大切にしたいと思える本だった。
by hrnhnk
| 2005-03-21 18:34
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