デボンポート→メルボルンへ

タスマニアを堪能し、ツアーで一緒だった日本人のお二人と最後の夕食を楽しんだあと（有名だというジンジャービールにtryしたけれど、かなりいまいちだった・・・・。でも、シーフード料理には満足）、再び一人になった。
spirit of Tasmaniaというフェリーで、メルボルンに向かう。デボンポートの港を夜9：00に出て、翌朝7：00に着くというスケジュール。長い船旅は、学生のときにトルコ→ギリシアに渡って以来。あのときは一睡もできなかったので、一番安いクラスのひとつ上のビジネスクラスを日本から予約した。もっと上にベッドに寝れるクラスがたくさんあるのだけれどね。それでも、183AUドル≒1万5000円弱、と飛行機よりちょっと高い贅沢な旅といえるのかな。

デボンポートの港で、飛行機と同じように荷物を預けてチェックイン。あまり混んではいなくて、なんと席は一番前の真ん中あたりの位置で、目の前が海！なんとも幸せな席。リクライニングもかなり倒れる。トレッキングの疲れもあって、下の階のバーでビールを一杯楽しんだあと、爆睡。

そして朝、目覚めると、目の前の水平線のかなたがゆっくり色味を帯びてきていた。サンライズをのんびりとした時間の中、堪能できた。朝ごはんを食べて、メルボルンの港に到着。
港がメルボルンのどこに位置するのかいまいち分からぬまま、人の流れに任せて止まっていたトラムに乗ってみる。なんとかホテル（Holiday Inn）に到着。朝早いのにも関わらずチェックインできたので、ついひさびさのゆったりベッドの誘惑に負け、10時半くらいまで仮眠。

そのあとメルボルンの街へ繰り出す。イギリスを感じさせつつ緑や歩く人のラフな感じがオーストラリアの陽気さを感じさせる街。天気もよく、半そででちょっと肌寒いくらい。いつか訪れたGWの緑のニューヨークも彷彿させた。
ぷらぷらと歩いて廻るのにちょうどいいサイズ。治安もよく、安心して歩ける。

美術館でモンクの展示をやっていたので観る。人の顔が溶け合わさっている「kiss」シリーズ、人の心をむき出しにした「嫉妬」。この人はくらくらするほど真正面から訴える絵を描く。
普段、日本では混雑もいやで美術館はめったに行かないけれど、海外ではよく訪れる。気分も開放しているからこそ、芸術も身にしみてくるのかな、と思う。

夜はヤラ川を越えたサウスメルボルンにある、クラウンという大きな娯楽施設にあるカジノへ。ドレスコードがまったくなく（NEW　YEARはあるらしい）、ジーンズにスニーカーで入れる。20AUドルほど賭けて、マシンを楽しむが、一瞬儲かるものの、やっぱりすぐになくなってしまう。まあ、これくらいのかわいい額で終わらせておこう、っと。当たる瞬間は楽しいけれど、運だけでボタン押してるだけだからそれほど面白いわけじゃない。ただ、日本じゃできないから、なんとなく海外で見つけるととりあえずやってみようと思っちゃうんだよね。

本の市でオーストラリアの自然の写真集を購入。早めにホテルに戻ってゆったりくつろいで一日を終えた。